品質管理課のシゴト

品質管理課のシゴト

試作段階の製品を検証して、大量生産を開始しても問題のない状態にまで製品を作りこむのが品質管理課です。大量生産はハンコのようなもので、ハンコの印影が間違っていたら押印するたびに間違った印影になってしまいます。そうならないよう、大量生産の前に品質や寸法、金型などにおいて製品の完成度を高めていく重要な役割を担っています。品質管理はトライ&エラーが基本なので、何度もトライして問題点を探り、それを改善して再びトライすることを繰り返していくうちに、共栄商会ブランドにふさわしい品質の製品ができていきます。

野村 正道

漏れをなくして品質の完成度を高める、プロの目線。
ホールではついつい不具合がないか気になってしまいます。

品質管理課にて、試作品の検証や成型品の寸法測定、金型の打ち合わせなどを主な業務としています。子供の頃からものを作ることが好きで、それを仕事にしたいという思いでものづくりの道に進みました。前職もものづくりに関係の仕事で、自動車関連の仕事をしていました。自動車の部品だと一般の人の目に触れることは少ないですが、元からパチンコ好きだった私にとってパチンコ台はとても身近なもので、私の目の前でパチンコ台が作られていく過程を見ることができるのは、この仕事の役得だと思います。

仕事をする上で大切にしているのは、「漏れ」をなくすこと。品質管理とは隠れている問題を探り出して潰していくことなので、漏れがあると問題が潜んだまま製品になってしまいます。チェックリストなど漏れをなくすためのノウハウは色々とありますが、それを使いこなして確実な仕事をしていくところがプロとしての役割だと思います。常にそんな目線でパチンコ台と向き合っているので、パチンコホールに行った時は自分が関わった台に真っ先に目が行きます。人気があるかどうかよりも、不具合なく稼働しているかどうかが気になるのは、品質管理マンの目線ですね。
共栄商会について思うのは、失敗に対して次のことを考えてくれる会社だということです。失敗をしたら怒られることを真っ先に想像しますが、それよりも次はどうしたら失敗しないかという対策を考えるという社風の会社です。こうした社風のおかげで私を含めて他の社員さんも色々と新しいことにチャレンジできているように思います。コミュニケーション重視の会社なので、先輩や同僚と情報を共有できる働きやすさがあると思います。

ある一日のシゴトの流れ

09:00

出社、朝礼
(部署内で当日の業務内容を共有する)

09:30

試作品の組み立て

10:00

試作品の検証

11:30

試作品の検査(納品前の試作品チェック)

12:00

昼休憩

13:00

金型打ち合わせ
(金型が作られる前にデータや作成方法に不備がないか設計課、金型業者と打ち合わせ)

15:00

部品表の作成

17:30

終礼(当日に発生した問題点を共有する)

18:00

退社